「年?……17」


じゅうなな、?

えっ、この人私の一個上なの?




えっ、

大学生くらいかと思ってた。



もっといえば少し童顔の大人、とか。




だって高校生とは思えないくらいの落ち着きよう。


それにとても大人びてる。




驚愕して口をあんぐり開けていると


「お前は中学生…じゃないよな、さすがに」



あまりに真面目にそう聞いてくるもんだから
私の口はまだあんぐり開いたままだ。





……それはなくない?

中学生は、さすがになくない?

え、私そんなに子供っぽい?






そこで思い出すのは、今の私は顔面崩壊パンダだということ。




ああ、せめてこんな泣き顔じゃなければ、、


ほんと少しばかり自分の顔に自信持ってたから
ちょっぴり傷ついた。

うん、ほんの少しだけど。






「…私、日向君の一個下です…」


若干苦笑いで答えると、





「えっ、」
とあちらからも若干苦笑いで返された。



「……なんか悪い」




「いえ…」






ーーーーなんだこの気まずい雰囲気は。