アイドルの兄と地味な妹・2



「…き、妃
起きろ」

ん〜ん?



ここが飛行機だと忘れていた私

熟睡だったなぁ

なんて思いながら窓を見ると


明るくなっていた


「おはよ、妃
あと1時間ぐらいで着くってさ」

蓮はもう起きてたんだ…

よく寝たぁ


『おはよう、皆
もう着くの?』

私の質問に答えてくれたのは日本のCAさんだった。


「おはようございます
もう着きますよ
東雲妃ちゃん…であってますか?」

『はい、そうですけど…』

嬉しそうなCAさん

「こんな所でごめんなさい
私の娘達が妃ちゃんの大ファンなんです。雑誌もいつも買って呼んでるんですよ。部屋にも写真を飾ったりしてて」

わぁ

なんか嬉しい

「妃、色紙でも書いてあげたらどうだ?
娘さんおいつくなんですか?」

「小6と小3です」

わぁお