「…き、妃
起きろ」
ん〜ん?
ここが飛行機だと忘れていた私
熟睡だったなぁ
なんて思いながら窓を見ると
明るくなっていた
「おはよ、妃
あと1時間ぐらいで着くってさ」
蓮はもう起きてたんだ…
よく寝たぁ
『おはよう、皆
もう着くの?』
私の質問に答えてくれたのは日本のCAさんだった。
「おはようございます
もう着きますよ
東雲妃ちゃん…であってますか?」
『はい、そうですけど…』
嬉しそうなCAさん
「こんな所でごめんなさい
私の娘達が妃ちゃんの大ファンなんです。雑誌もいつも買って呼んでるんですよ。部屋にも写真を飾ったりしてて」
わぁ
なんか嬉しい
「妃、色紙でも書いてあげたらどうだ?
娘さんおいつくなんですか?」
「小6と小3です」
わぁお


