それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「あの、私は一体どうなるのでしょう」

 オドオドとしてジュジュが訪ねると、バルジが背中の斧を手にして、それを振り上げ、ぶら下がっていた部分の綱を豪快にスパッと切った。

 結構な高さから吊られていただけに、地面に落ちた時の衝撃は激しく、ジュジュはどしんと叩きつけられた。

「キャー」

「おいおい、バルジ、ちょっとそれは乱暴じゃないのか?」

 意外にも一番イライラしていたムッカがジュジュに近寄り、心配しだした。

 網を取り除き、ジュジュを覗き込む。

「おっ、結構可愛い顔」

 素直に反応していた。

 ジュジュは体を打ちつけた痛みが激しく、暫く立ち上がれないで居ると、今度はマスカートが近寄り、鋭い視線を向けながらも怪我はないか、ジュジュの手足を手にとって曲げたり伸ばしたりしだした。

「骨は折れてないようだ」

 さらに、興味津々にカルマンが近づいてくる。

「何にも知らなさそうなお嬢様って顔だね。世間知らずなお転婆ってとこかな。こんなところに一人でやってくるなんて、何か目的でもあったの?」

 カルマンの言うことは図星だった。

「私はその……」

 四人の男から見下ろされ、威圧を感じ、完全に何をどうしていいのかジュジュは混迷していた。

 木に身を隠しながら、それを見ていたモンモンシューは気が気でなくなり、ジュジュを助けたいと、突然猛スピードで四人に向かっていった。

「あっ、モンモンシュー」

 小さな体で威嚇するように飛び回るが、四人は怯むこともなく、身をかわすだけでなんの効力もなかった。

「これは、なんだ?」

 マスカートがひょいひょいと身軽に交わす。

「しつこい奴だな」

 ムッカは追い払うように手を振り上げた。

 無駄な動きはせずにバルジは無言でかわしている。

 カルマンは目で動きを追って、そして自分の側に来たとき、一瞬でモンモンシューの尻尾を掴んだ。

 モンモンシューは尻尾を引っ張られて、羽根をバタバタしながら身動きが取れなかった。

「こいつ、もしかしてドラゴン? まさか……」