それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

 ジュジュはその四人の男に囲まれて、じろじろと見られ、居心地が悪くて仕方がなかった。

 一体この男達はどういう人物なのか。

 自分はどうなってしまうのか、不安になっては、先ほどの怖いもの知らずだった気持ちがすーっと抜けていった。

「ねぇ、ねぇ、この子どうするの? 売り飛ばすの?」

 一番あどけなさそうに無邪気に見えた男だったが、言うことがきつい。

「バカ、そんな事してみろ、すぐに私達の名声に傷がつくぞ。一応、ここでは勇者として扱われているんだから」

 落ち着いた男がどうやらこの中でリーダーのように振舞っている。

 四人の中でも一番年上に見え、冷静な分、知的さが伺えた。

「マスカートの言う通りだ。俺達は英雄なんだぜ」

 この男が、落ち着いた男をマスカートと呼び、さっきまでイライラを募らせていたが、自分の事を持ち上げるように胸を張って、粋がっている。

「大した働きもしてないのに、ムッカはいつも威張ってるよな」

 悪気は無いあどけなさがあるが、その言い方は少しバカにしているように聞こえる。

「カルマン、お前はいつも一言多いんだよ。一番年下なくせに、生意気な」

 やはり一番短気な男なのか、ムッカと呼ばれた男は手を出しそうに、拳を振り上げた。

 それを見てカルマンと呼ばれた男は、どっしりと静かに立っている男の背に素早く隠れた。

「バルジ、助けて」

 どっしりと構えた、バルジと呼ばれた男は、特に何もすることなく、黙ってその場に居るだけだった。

 落ち着いたリーダー格の男が、マスカート、イライラと短気な男がムッカ、無邪気で口の悪いのがカルマン、そして無口でどっしりとした体の大きな男がバルジという名前なのがわかった。

 ジュジュはこの四人の登場に圧倒されてしまった。