それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「私は大丈夫よ。モンモンシューも怪我はない?」

 矢は足先だけかすっただけで、別に目立った傷はなかった。

 ジュジュも一度モンモンシューの背中から降りて、足先を見て怪我はないか確かめていた。

「よかった。怪我はないみたいね。だけど、まさか攻撃されるなんて思わなかった」

 ドラゴンに歯向かう人間が居ること自体、ジュジュは考えられなかった。

 この先、ドラゴンを連れてはいけない。

 また攻撃されるのは嫌だし、もしモンモンシューが怪我でもしたらと思うと、ジュジュはぞっとした。

「私はここから一人で行くわ。モンモンシューは戻って」

「ウギャォ」

 まるでノーと拒否をしているように、首を横に振っていた。

「でも、これ以上、モンモンシューに迷惑掛けられないもの」

 ジュジュは優しくモンモンシューの頭を撫ぜてやった。

 モンモンシューは目を細め、喉を鳴らしていたが、その時、急に目をカッーと見開き、息を詰まらせた。

「グゥー、クッ、プギャー」

 突然苦しみだしたかのように、体が悶えだした。

「どうしたの?」

 ジュジュは、モンモンシューが苦しみもがいている様子に慌てふためいた。