オーガが住む森は上空から見ると、どこも同じに見え範囲が広すぎる。
近くまで来れば何かがわかると安易に思っていただけに、ここからどうやってあの男を探せばいいのか考えたとたん不安が押し寄せ、ジュジュは急に気持ちがしゅんと萎えてきた。
モンモンシューも当てもなく、ただ森の上空を飛んでもらうのには気が引ける。
一般の人間が近くでドラゴンを見れば大騒ぎにもなるだけに、今になってジュジュは無計画さに少し後悔した。
「モンモンシュー、適当にその辺で降ろしてくれていいのよ。後は私が見つけるから」
「プギャ」
短く反発するような声だった。
どうやら、そんないい加減な事はできないと反論している。
オーガも居るし、また危ない目にも遭わないと限らない。
それはジュジュも充分承知だった。
モンモンシューはできるだけ低く飛び、木々すれすれまで近づいて、場所を見やすいようにしてくれている。
そしてその時、地上から何かが素早く、モンモンシューに向かって飛んできた。
「危ない」
モンモンシューが咄嗟に交わし、それは反れて行ったが、その瞬間ジュジュははっとして、体が強張った
飛んできたものは、明らかに攻撃しようとした武器の矢だったからだった。
モンモンシューの硬い鱗で覆われた体では、当たっても充分弾いてしまうが、誰かが狙って襲おうとしている事が怖かった。
一体誰が。
また矢が飛んできたとき、今度はモンモンシューの足先をかすった。
これではジュジュにも当たってしまうと思い、モンモンシューはその場を離れた。
攻撃された場所から遠ざかったところで、モンモンシューは地上に降り立ち、ジュジュを気遣った。
近くまで来れば何かがわかると安易に思っていただけに、ここからどうやってあの男を探せばいいのか考えたとたん不安が押し寄せ、ジュジュは急に気持ちがしゅんと萎えてきた。
モンモンシューも当てもなく、ただ森の上空を飛んでもらうのには気が引ける。
一般の人間が近くでドラゴンを見れば大騒ぎにもなるだけに、今になってジュジュは無計画さに少し後悔した。
「モンモンシュー、適当にその辺で降ろしてくれていいのよ。後は私が見つけるから」
「プギャ」
短く反発するような声だった。
どうやら、そんないい加減な事はできないと反論している。
オーガも居るし、また危ない目にも遭わないと限らない。
それはジュジュも充分承知だった。
モンモンシューはできるだけ低く飛び、木々すれすれまで近づいて、場所を見やすいようにしてくれている。
そしてその時、地上から何かが素早く、モンモンシューに向かって飛んできた。
「危ない」
モンモンシューが咄嗟に交わし、それは反れて行ったが、その瞬間ジュジュははっとして、体が強張った
飛んできたものは、明らかに攻撃しようとした武器の矢だったからだった。
モンモンシューの硬い鱗で覆われた体では、当たっても充分弾いてしまうが、誰かが狙って襲おうとしている事が怖かった。
一体誰が。
また矢が飛んできたとき、今度はモンモンシューの足先をかすった。
これではジュジュにも当たってしまうと思い、モンモンシューはその場を離れた。
攻撃された場所から遠ざかったところで、モンモンシューは地上に降り立ち、ジュジュを気遣った。



