それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「モンモンシュー、夜が明けたわ。私も今日から16歳よ。この朝日のように私も思いっきり輝くわ」

 夢と希望一杯にジュジュの心も、朝日と同じようにまばゆく燦然(さんぜん)としていた。

「クォッ!」

 喉の奥からモンモンシューは突然声を出し、ジュジュに自分の顔を摺り寄せ、ジュジュの気持ちに応えていた。

「くすぐったいわ、モンモンシュー」

 王女とドラゴンは仲睦まじく、触れ合う。

 モンモンシューは一見恐ろしい風貌ながらも、ジュジュの前では飼いならされたペットのようだった。

「それじゃ、そろそろ行きましょうか」

「クゥー」

 モンモンシューの首が空を向いた。

 ジュジュはまたその背中にしがみ付き、心構えを決めた。

 その朝日の中、ジュジュはモンモンシューの背中に乗って、顔も知らない、その男に会いたい一身で、再び大空を飛び立った。