それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

 これは自分で探しに行くしかない。

 オーガがいるのなら、ドラゴンを連れて行けばいい。

 決行するなら、皆の関心が高まっている自分の誕生日がいい。

 王国に人々が集まれば、それだけで関心がこの国だけに集中し、周辺は油断して手薄になる。

 まさか王女が大切な日に脱走するとは誰も思わないだろう。

 それがジュジュの考えた計画だった。

 ジュジュとしては、助けてくれた男の屋敷で住み込みで雇ってもらい、そしてそこで女としてアピールする。

 そうすれば男も次第に自分の事を気に入ってくれるのではないだろうかという、押し掛け女房的な安易な発想を抱いていた。

 あの時のお礼も兼ねて、色々と男のために尽くしたい。

 そんな乙女心を胸に抱き、ジュジュはその男の下へと向かっていた。