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モンモンシューの体にしがみ付き、ジュジュは過去の事を思い出していた。
あの男は誰だったのか。
命を助けてくれた恩人。
それなのにお礼も碌に言えず、ジュジュが再び気がついた時は、カーラとエボニーが上から心配して覗き込んでいたベッドの中だった。
いつの間にか、知らないうちに旅行先の宿泊場所に戻ってきていた時は、全てが夢かと思ったくらいだった。
だが、目に涙を溜めていたエボニーと、厳しさが緩んでほっとしていたカーラの顔を見て、自分の身に何かが起こっていたから、そのような表情だったと判別できた。
ジュジュが助けてくれた人の事を訊いても、二人とも何も知らず、街の一角に置かれていた馬車の積荷の中から発見したとしか教えてくれなかった。
何度もその男を探して欲しいと頼んでも、森の中ではオーガがいるからという理由で誰も入りたがらないし、ジュジュが探しに行きたくとも、すでに危ない目にあい、そんなところに行かせられないと監視が厳重になり、二度とそれから逃れることができなくなった。
そして、うやむやにされ、自分の王国へ戻ってしまったが、ジュジュはそれ以来、助けてくれた男の事が忘れられなかった。
顔も知らず、名前も知らない。
男もジュジュが天空の王国の王女という事も知らないでいる。
どうやって再び会えばいいのか、ジュジュは考えに考え、そして16歳の誕生日が段々近づいてくると、いてもたってもいられなくなった。
モンモンシューの体にしがみ付き、ジュジュは過去の事を思い出していた。
あの男は誰だったのか。
命を助けてくれた恩人。
それなのにお礼も碌に言えず、ジュジュが再び気がついた時は、カーラとエボニーが上から心配して覗き込んでいたベッドの中だった。
いつの間にか、知らないうちに旅行先の宿泊場所に戻ってきていた時は、全てが夢かと思ったくらいだった。
だが、目に涙を溜めていたエボニーと、厳しさが緩んでほっとしていたカーラの顔を見て、自分の身に何かが起こっていたから、そのような表情だったと判別できた。
ジュジュが助けてくれた人の事を訊いても、二人とも何も知らず、街の一角に置かれていた馬車の積荷の中から発見したとしか教えてくれなかった。
何度もその男を探して欲しいと頼んでも、森の中ではオーガがいるからという理由で誰も入りたがらないし、ジュジュが探しに行きたくとも、すでに危ない目にあい、そんなところに行かせられないと監視が厳重になり、二度とそれから逃れることができなくなった。
そして、うやむやにされ、自分の王国へ戻ってしまったが、ジュジュはそれ以来、助けてくれた男の事が忘れられなかった。
顔も知らず、名前も知らない。
男もジュジュが天空の王国の王女という事も知らないでいる。
どうやって再び会えばいいのか、ジュジュは考えに考え、そして16歳の誕生日が段々近づいてくると、いてもたってもいられなくなった。



