さらに不運は続き、視界の悪い中では足元がよく見えずにジュジュは闇雲に歩き、知らずとこんもりと盛り上がった場所に入り込む。
その先が崖になっているのも気がつかずに、挙句の果てに足を滑らして転げ落ちてしまった。
「あっ」
と声を出した時、すでにバチャと自分の体が地面に叩きつけられ、かなりの高さから落ちたような気がした。
幸いな事に、地面が柔らかく、どこも怪我をする事はなかった。
ジュジュは辺りを確かめようと手で地面を探れば、そこはどこかじめじめとして湿っていて、水を感じた。
しかし、横たわっていると徐々に自分の重みで泥に体が食い込んでいく。
「もしかして、ここは沼地?」
体制を整えようとジュジュが立ち上がろうとするが、すでにふらふらで、足元もぐちゃぐちゃで体が踏ん張れない。
ゆっくりだが、地面に飲み込まれていく感覚を感じ、ジュジュはぞっとした。
なんとか身だけは起こすも、座ったまま立ち上がれなくなった。
体は泥にまみれ、泥の中に消えていきそうなくらいに静かに沈んでいく錯覚を覚える。
「やだ、今度は底なし沼なの?」
一難去ってまた一難。
そんなとき、また雄たけびが聞こえた。
先ほどのオーガが近くにいる様子だった。
目はかすみ、周りがよく見えず、体の芯まで凍るくらいの不安と恐怖でジュジュは震えていた。
一貫の終わりと悲壮な思いに捉われ、これで人生が終わってしまうと悲しみに暮れていると、何かが自分の近くに飛んできた。
霞んではっきりと見えないが、飛んできたものに触れれば、それはロープだった。
その先が崖になっているのも気がつかずに、挙句の果てに足を滑らして転げ落ちてしまった。
「あっ」
と声を出した時、すでにバチャと自分の体が地面に叩きつけられ、かなりの高さから落ちたような気がした。
幸いな事に、地面が柔らかく、どこも怪我をする事はなかった。
ジュジュは辺りを確かめようと手で地面を探れば、そこはどこかじめじめとして湿っていて、水を感じた。
しかし、横たわっていると徐々に自分の重みで泥に体が食い込んでいく。
「もしかして、ここは沼地?」
体制を整えようとジュジュが立ち上がろうとするが、すでにふらふらで、足元もぐちゃぐちゃで体が踏ん張れない。
ゆっくりだが、地面に飲み込まれていく感覚を感じ、ジュジュはぞっとした。
なんとか身だけは起こすも、座ったまま立ち上がれなくなった。
体は泥にまみれ、泥の中に消えていきそうなくらいに静かに沈んでいく錯覚を覚える。
「やだ、今度は底なし沼なの?」
一難去ってまた一難。
そんなとき、また雄たけびが聞こえた。
先ほどのオーガが近くにいる様子だった。
目はかすみ、周りがよく見えず、体の芯まで凍るくらいの不安と恐怖でジュジュは震えていた。
一貫の終わりと悲壮な思いに捉われ、これで人生が終わってしまうと悲しみに暮れていると、何かが自分の近くに飛んできた。
霞んではっきりと見えないが、飛んできたものに触れれば、それはロープだった。



