注意しながら、そのキノコを見つめ、よく観察していると、そのキノコの周りだけ不自然に草木が生えておらず、土で覆われているのが目に付いた。
誰かがここで座って座談会でもしそうなくらいに、そこは森の中に置かれたインテリアにも見える。
もしかしたら、これはキノコではなく、椅子なのかもしれないと思えてくるから不思議だった。
甘い匂いに誘われるまま、ジュジュはつい好奇心からそのキノコの上に腰掛けた。
その時、キノコの傘の部分から花粉のようなパウダーが辺り一面に飛び散り、それは霧のごとくジュジュを包み込んでしまった。
ジュジュは何度かくしゃみを催し、目には一杯涙を溜めて、最後には咳き込んだ。
「やだ、何これ」
辺りが急に霞みだし、視界がぼやけだし、周りがぶれて見え出した。
ジュジュは立ち上がり、ふらふらとしてしていると、急に地面が動き出して土から何かが突き上げるように上に伸びていた。
それはまるで蛇かと思うくらい生物に見えたが、視界がすでに霞み、ジュジュには黒い影にしか見えなくなっていた。
それは植物ではあったが、先端が丸く、まるで蛇の頭をもった生物に見えた。
それがジュジュに向き、突然パカッと真っ二つに割れ、まるで大きな口のように開いた。
尖った緑の棘棘が、人間の歯のように一杯ついており、まさに大蛇のごとく飲み込もうとジュジュを狙っていた。
誰かがここで座って座談会でもしそうなくらいに、そこは森の中に置かれたインテリアにも見える。
もしかしたら、これはキノコではなく、椅子なのかもしれないと思えてくるから不思議だった。
甘い匂いに誘われるまま、ジュジュはつい好奇心からそのキノコの上に腰掛けた。
その時、キノコの傘の部分から花粉のようなパウダーが辺り一面に飛び散り、それは霧のごとくジュジュを包み込んでしまった。
ジュジュは何度かくしゃみを催し、目には一杯涙を溜めて、最後には咳き込んだ。
「やだ、何これ」
辺りが急に霞みだし、視界がぼやけだし、周りがぶれて見え出した。
ジュジュは立ち上がり、ふらふらとしてしていると、急に地面が動き出して土から何かが突き上げるように上に伸びていた。
それはまるで蛇かと思うくらい生物に見えたが、視界がすでに霞み、ジュジュには黒い影にしか見えなくなっていた。
それは植物ではあったが、先端が丸く、まるで蛇の頭をもった生物に見えた。
それがジュジュに向き、突然パカッと真っ二つに割れ、まるで大きな口のように開いた。
尖った緑の棘棘が、人間の歯のように一杯ついており、まさに大蛇のごとく飲み込もうとジュジュを狙っていた。



