それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「お母様、お父様」

 荒々しくドアを開けて、ジュジュが元気に駆け寄ってくる。

「おお、ジュジュ!」

 どちらも目を見開いて驚きながらも、ジュジュが帰って来たことを歓喜している。

「必ず戻ってくると信じてました」

「元気そうでなによりだ」

 二人は叱ることなどなく、温かく迎える。

 少し見ない間にその成長ぶりは確実にジュジュから感じ取れ、親としてそれはとても誇りに思い喜んでいた。

「勝手な行動をした事を怒らないの?」

 ジュジュがモジモジとして両親の顔色を伺う。

「そうですね。心配はしましたけど、私がジュジュを怒る理由はありませんわ。ねぇ、あなた」

「そうだな。私も同じ気持ちだ。ユア マジェスティ」

 ジュジュが帰ってきて喜ぶところなのに、この二人は自分達の手を取り合い、ジュジュの前でラブラブを見せ付ける。

 いつまでも愛し合い、その愛を分かち合う二人の姿を見るのはジュジュは好きだった。

 そこに自分の将来を重ね、セイボルの事を考える。

 いつまでもこんな風に愛し合いたい。

 ジュジュは自分の事のように、両親のいちゃつきをクスッと微笑んでみていた。


 その後、グェンと再開し、固く抱き合って歓喜した。

 グェンは泣きじゃくって言葉にならず、何度もジュジュを抱きしめていた。

「私の代わりになってくれてありがとう」

「お役に立てて光栄です。よくぞご無事でお戻り下さいました」

 グェンはジュジュを抱きしめながら泣いていた。

 ジュジュはそれを慰めるのに一苦労していた。