9
渦を巻いて荒れ狂う大量の葉っぱが、竜巻のように突然目の前に現れた。
異常気象の嵐のような突風にカルマンは顔を腕で庇い、吹き飛ばされないように体に力を入れて身構えた。
ジュジュは風の中で翻る旗のようになりながら、悲鳴を上げた。
やがてその風が収まった時、舞っている葉の中央から背の高い男が現れた。
男は、木の枝でぶら下がって揺れているジュジュの下に現われ、そしてサインのように形どった指を蔦に向ける。
蔦はすぐさま緩みだし、ジュジュは悲鳴と共に落ちてきた。
男は抜かりなく、ジュジュを受け止め、抱きかかえたままにこっと笑顔を向けた。
その顔は、まるで何十年も年を取ったセイボルのように、目許がそっくりだった。
ジュジュはそっと下ろされ、改めて目の前の人物をまじまじ見れば、セイボルに似ていると思ったが、それよりもあの暖炉の上に飾ってあった肖像画の方に似てると言った方がしっくり来た。
「あなたは一体……」
ジュジュの言葉に、男は答える。
「私はリーフだ」
「えっ、あなたがリーフ。それじゃあのお屋敷の……」
「そうだ。私があの屋敷の本当の主だ」
ジュジュは目をパチクリする。
セイボルがなぜこの目の前にいる老人のフリをしていたのか余計にわからなくなってしまった。
ジュジュの困惑する表情に、リーフはにこりと笑い、ウインクする。
「詳しい事は後で説明しよう」
そしてカルマンに向き合い、厳しい目を向けた。
「カルマン、貴様は魔術界にとって危険人物と見なされた。よって、お前を抹殺する」
カルマン自身も、ジュジュもその言葉の重みに衝撃を受けた。
渦を巻いて荒れ狂う大量の葉っぱが、竜巻のように突然目の前に現れた。
異常気象の嵐のような突風にカルマンは顔を腕で庇い、吹き飛ばされないように体に力を入れて身構えた。
ジュジュは風の中で翻る旗のようになりながら、悲鳴を上げた。
やがてその風が収まった時、舞っている葉の中央から背の高い男が現れた。
男は、木の枝でぶら下がって揺れているジュジュの下に現われ、そしてサインのように形どった指を蔦に向ける。
蔦はすぐさま緩みだし、ジュジュは悲鳴と共に落ちてきた。
男は抜かりなく、ジュジュを受け止め、抱きかかえたままにこっと笑顔を向けた。
その顔は、まるで何十年も年を取ったセイボルのように、目許がそっくりだった。
ジュジュはそっと下ろされ、改めて目の前の人物をまじまじ見れば、セイボルに似ていると思ったが、それよりもあの暖炉の上に飾ってあった肖像画の方に似てると言った方がしっくり来た。
「あなたは一体……」
ジュジュの言葉に、男は答える。
「私はリーフだ」
「えっ、あなたがリーフ。それじゃあのお屋敷の……」
「そうだ。私があの屋敷の本当の主だ」
ジュジュは目をパチクリする。
セイボルがなぜこの目の前にいる老人のフリをしていたのか余計にわからなくなってしまった。
ジュジュの困惑する表情に、リーフはにこりと笑い、ウインクする。
「詳しい事は後で説明しよう」
そしてカルマンに向き合い、厳しい目を向けた。
「カルマン、貴様は魔術界にとって危険人物と見なされた。よって、お前を抹殺する」
カルマン自身も、ジュジュもその言葉の重みに衝撃を受けた。



