それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

 テーブルの上に横たわり、何枚も布を重ねて、バルジが上から押さえ込む。

 時々呻き声を上げながらリーフは必死で耐えていた。

 そこへ、マスカートが戻ってきて、リーフの姿を見ると顔が自然と歪んで、自分の腹に手を当ててしまう。

「リーフは大丈夫なのか」

 ジュジュは涙がこぼれないように奥歯をかみ締めて頷いた。

「犯人は、ウィッグを被ったラジーだった」

「えっ、ウィッグ? ラジー?」

「ああ、セイボルのフリをして、リーフを襲うようにカルマンに頼まれたそうだ」

「なぜ、そんな事を?」

「わからない。とにかく、カルマンを探さなければ」

「カルマンなら私の書斎かもしれない。アイツはいつも私の書斎に入りたがっていた。奴にとったら今が絶好のチャンスと思うことだろう」

 リーフが言うと、マスカートは即座に書斎に走っていった。

 だが、マスカートが書斎に着いた時には、部屋の中を荒らした跡だけが残りカルマンはすでに消えていた。

 マスカートは用心して書斎に入り、あたりを見回す。

 そこに隠し扉が開いたままになっているのを見て、中を覗いた。