それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「ラジー、お前大変なことをしてしまったぞ。もしもの事があったら、お前は殺人者だぞ」

 ラジーはそれを聞いて泣き崩れてしまった。

「俺、そんなつもりじゃ、そんなつもりじゃ」

「まあ、リーフはそんなに簡単に死なないから、安心しろ。ほら、立て、とにかく屋敷に行くぞ」

「ムッカ、本当にすまない」

「謝るのは俺にじゃなく、刺された方だ。それにお前はカルマンに利用されたんだ」

「あの、カルマンだけど、あいつはっきり言って気が狂ってるぜ」

「ああ、今に始まったことじゃない」

 二人は暗い森の中を気だるく歩いていった。



「ジュジュ、そんなに心配するな。大丈夫だ」

 リーフは痛みを我慢した無理な笑顔をジュジュに向けた。

 ジュジュは泣きそうになるのを堪えてその笑顔に必死に応えようとする。

「これも罰があたったんだろう」

「リーフ、喋るんじゃない。傷口に障る」

 バルジが咄嗟に遮った。

 それでもリーフは喋ることをやめなかった。

「バルジ、私はどうしたらいい?」

 バルジは深くリーフを見つめる。

「どうもこうもない。自分でそれを決めるんだ。自分がどうしたいかだろ。今は出血を止めることが先決だ。動かず安静にしろ」

 リーフは静かに目を閉じた。