8
椅子やソファーの上、暖かな火が灯る暖炉の側、この日の広間は病院となって、怪我を負った男達はそこで休んでいた。
ムッカも何かあった時のために、彼らと一緒に寝床を共にして、毛布を被って椅子で転寝していた。
いつもジュジュと過ごしていたモンモンシューも、男達と紛れて広間で寝ている。
モンモンシューはすっかりこの屋敷に馴染み、皆から可愛がられることに慣れて、好きなように過ごしている。
片づけが終わったジュジュは、一人自分の部屋に戻っていった。
屋敷はすでに静まり返り、マスカート、カルマン、バルジは二階の部屋、リーフは書斎でそれぞれ休んでいる。
ジュジュだけが少し遅くまで起きていた。
忙しく働き疲れて自分の部屋のドアを開ければ、吐き出し窓から、月の光が差し込んで、青く仄かに明るかった。
月の光に魅せられて、吐き出し窓を開ければ、冷たい風が頬を撫ぜる。
忙しく動き回っていたジュジュには寒さを感じるよりも、ひんやりとした風に当たって気持ちよかった。
一歩、そしてまた一歩と、月の光に誘われるようにジュジュは外に足を踏み出した。
森の奥からフクロウの鳴く声が聞こえる。
それに耳を澄ましていると、近くからも「ホーホー」と聞こえた。
姿は見えないが、かなり側にいる様子。
ジュジュはその姿が見てみたいと思った。
「フクロウさん、どこにいるの?」
面白半分につい口走れば「ここだ」と答えが返って来た。
「えっ?」と声の方向を見れば、クスクスと笑いながらセイボルが木の裏から現れた。
「セイボル!」
「しー、声が大きい」
周りを気にして、一旦木の後ろに隠れ、再び顔だけ覗かした。
ジュジュは思わず走りよった。
「嬉しいね、私に走って会いに来てくれるとは」
「ここで何をしてるの?」
「月の光に導かれたんだ。月は魔力を持つからね。心の本心を引き出されてしまった」
ジュジュが首をかしげていると、セイボルはコホンと咳をして、「だからジュジュに会いたくなったんだ」と早口で言った。
ジュジュはクスッと笑った。
椅子やソファーの上、暖かな火が灯る暖炉の側、この日の広間は病院となって、怪我を負った男達はそこで休んでいた。
ムッカも何かあった時のために、彼らと一緒に寝床を共にして、毛布を被って椅子で転寝していた。
いつもジュジュと過ごしていたモンモンシューも、男達と紛れて広間で寝ている。
モンモンシューはすっかりこの屋敷に馴染み、皆から可愛がられることに慣れて、好きなように過ごしている。
片づけが終わったジュジュは、一人自分の部屋に戻っていった。
屋敷はすでに静まり返り、マスカート、カルマン、バルジは二階の部屋、リーフは書斎でそれぞれ休んでいる。
ジュジュだけが少し遅くまで起きていた。
忙しく働き疲れて自分の部屋のドアを開ければ、吐き出し窓から、月の光が差し込んで、青く仄かに明るかった。
月の光に魅せられて、吐き出し窓を開ければ、冷たい風が頬を撫ぜる。
忙しく動き回っていたジュジュには寒さを感じるよりも、ひんやりとした風に当たって気持ちよかった。
一歩、そしてまた一歩と、月の光に誘われるようにジュジュは外に足を踏み出した。
森の奥からフクロウの鳴く声が聞こえる。
それに耳を澄ましていると、近くからも「ホーホー」と聞こえた。
姿は見えないが、かなり側にいる様子。
ジュジュはその姿が見てみたいと思った。
「フクロウさん、どこにいるの?」
面白半分につい口走れば「ここだ」と答えが返って来た。
「えっ?」と声の方向を見れば、クスクスと笑いながらセイボルが木の裏から現れた。
「セイボル!」
「しー、声が大きい」
周りを気にして、一旦木の後ろに隠れ、再び顔だけ覗かした。
ジュジュは思わず走りよった。
「嬉しいね、私に走って会いに来てくれるとは」
「ここで何をしてるの?」
「月の光に導かれたんだ。月は魔力を持つからね。心の本心を引き出されてしまった」
ジュジュが首をかしげていると、セイボルはコホンと咳をして、「だからジュジュに会いたくなったんだ」と早口で言った。
ジュジュはクスッと笑った。



