それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「これで、私がジュジュに会いに来る理由は分かって貰えたと思うが、これからも私と会ってくれないだろうか」

「あの、それは構わないけど……」

「何か言いたいことがあるのなら、はっきりと言って欲しい」

「それじゃ私も、正直に話すわ。私がお城から逃げてきたのは、好きな人を探すためだったの」

 今度はセイボルがハッとした。

「やはりそうだったか。ジュジュにはすでに好きな人がいたのか。それでその人とは会えたのか?」

 ジュジュは首を横に振る。

「実はまだ探し出せないでいるわ。もしかしたらもう会えないかも」

「そんなに好きなのか?」

「なんだか、わからなくなったわ。ずっと憧れを抱いていたけども、そんな状況になったのも、あの城に閉じ込められてたからかもしれない。将来の夫を自分の16歳の誕生日に決めないといけない馬鹿げたしきたりのせいで、私は反抗したかったのかも」

「それじゃ、これからどうするつもりだ?」

「まだ当分はこの自由を楽しみたいという気持ちもあるわ。でもその前にやる事も…… あっ、そうだわ、セイボルは魔王だったわね」

「えっ、一応、そうは呼ばれてるが、実際はそんな悪役でも……」

「そうじゃなくて、魔術が使えるってことよ。お願いがあるの」

 いきなりセイボルの手を掴み、ジュジュは瞳を潤わせて懇願すると、セイボルはドキッとしてしまった。

「な、なんだ?」

「モンモンシューを元に戻して欲しいの」

 ジュジュは事の経緯を説明した。

「そうだったのか。しかし、これは私の魔術では無理だ」

 モンモンシューをまじまじと見つめ、セイボルは顔を顰めていた。

「どうして? セイボルは魔王でしょ」