それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?


「セイボル!」

「やあ、ジュジュ王女様。これはまた会えて光栄だ」

「ここでは王女とは呼ばない約束でしょ」

 ジュジュは辺りを見回し、慌てていた。

「大丈夫だ。この辺りには私達以外誰もいない。しかし、失礼した」

 モンモンシューは様子を見ながら、セイボルに近づく。

 セイボルはそれを歓迎し、手を差し伸べると、モンモンシューは喜んでセイボルに纏わりついた。

 モンモンシューがセイボルを素直に慕うのも珍しいが、そのセイボルの姿もまたリーフによく似ていて、ジュジュは不思議なものを見ているようだった。

「こいつの名前は何て言うのだ?」

「モンモンシューよ。人にすぐに懐くなんて珍しいのよ」

 セイボルはニコッと笑って、手に隠し持っていた干し肉をジュジュの目の前で掲げた。

「こいつはこの匂いに敏感だったのさ」

 早速それをモンモンシューに与えると、モンモンシューはおいしそうに食べだした。

 食べ終わっても、モンモンシューはセイボルから離れなかった。

 ただ単に餌をもらえるだけで慕っているようではなかった。

 セイボルも、モンモンシューを腕に乗せ、体を撫ぜたり、首筋を掻いてやったりと楽しそうに付き合っていた。

 どちらもお互いを気に入っている様子が伝わってくる。