それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

 ジュジュは男達から誰を選ぶか訊かれ、どのように答えてよいのか戸惑いながら思案していた。

 自分は拘りを持って、助けてくれた人を求めてここにやってきた。

 それが複数当てはまりそうな人達がいて、この中の誰によって助けられたのか、言い当てる自信がない。

 一人だと思っていたから、一途にずっと思いを持ち続けていたが、もしあの時、複数存在し、分担して助けられていたと考えたら、一度に四人を好きになったという事になるのだろうか。

 記憶が曖昧で、目も見えなかった状態では、間違って思い込んでる可能性もある。

 自分は何に執着しているのか、ジュジュはわからなくなってしまった。

「あ、あの。私、わかりません」

「遠慮せずに、はっきり言ってくれていいんだよ」

 カルマンはもどかしげに、答えが知りたくてたまらない。

「もういいじゃないか。こんな質問馬鹿げてる」

 マスカートは、気を逸らそうとしていた。

「まあ、男なら知りたくなってしまうが、選ぶのがこの四人の中からじゃ、ジュジュもかわいそうだぜ」

 ムッカもへりくだって誤魔化そうとしていた。

「でもジュジュは、この中に好きな人がいるからここにやってきたんだろ」

 ストレートなカルマンの言葉が、ジュジュの耳に届いた時、ジュジュは持っていたフォークを思わず手から落としてしまった。

 カチャンとお皿に当たった音が鋭く響く。