それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「ジュジュ、こんな結果になって残念だけど、リーフが決めた事は絶対だから」

「わかってるわ、マスカート。だけどリーフって、どこか気難しそうね」

「んー、なんていうのか、極力人と会う事をさけ、世捨て人みたいなところがあるからね。また気まぐれで、ふらっと何も言わずに行動したりするから、私達も 何を考えているのかわからないんだ。ただ、悪い人ではないんだ。男同士だと、気を遣わないから却ってそういう方が気が楽さ」

「私、嫌われたのかな」

「そんな事ないさ。ジュジュに対しては好意的だったと思う」

「えっ、あの態度で?」

「リーフは、嫌いな奴にはトコトン嫌な態度を見せて、容赦しないよ。ジュジュを拒んだのは、何か心配しての事なんだと思う。嫌いだからって事じゃなかったよ、あれは」

 マスカートはなんとか慰めようとしていた。

 みんなにも手伝ってもらおうとムッカとカルマンに視線を向ければ、まだ二人はしつこく小競り合いをしていた。

「お前ら、いい加減にしろ」

 マスカートは間に入り、そして落ち込んでいるジュジュを示唆すれば、二人はやっと事態を把握して大人しくなり、今後どうすべきなのか話し合いだした。

「そういえば、チビはどこに行った?」

 バルジが訊いた。

 ジュジュが居なくなるという事は、モンモンシューもいなくなる。

 一人だけ屋敷に残らなければならないバルジはモンモンシューに挨拶したかった。

「朝の散歩に出ているわ。そろそろお腹を空かして戻ってくる頃かも。そういえば、皆さんも朝食まだでしたね。何か作ります」

 もしかしたら、自分の作る食事でリーフは考え直してくれるかもしれない。

 そういう気持ちもあり、最後のチャンスだと思ってジュジュは少し持ち直した。

 ジュジュはやる気を持って台所に向かうと、バルジもついていった。

「ジュジュはここに居たいと、強く願ってるんだろうな。自分を助けた人物がここに居るってはっきりとわかったんだから」

 カルマンはジュジュの後姿を見て呟いた。

「ちょっと待った。その話だが、誰もがあやふやではっきりしないのに、あそこでよくもまあ、堂々と嘘がつけたもんだな」

 マスカートは尊敬半分、軽蔑半分の眼差しで見つめた。

「まあね、ジュジュのこの屋敷に残りたい理由が、それだろ。協力しなくっちゃ。それに、僕がその助けた人物になってもいい」

「おい、捏造してどうするんだよ」

 ムッカは突っ込んだ。