それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「モンモンシュー、本当にこの屋敷に私を助けてくれた人がいると思う?」

「モキュ?」

 どう対応していいかわからないままに、モンモンシューも困惑している。

 でも今言わなければならないのは、カルマンが襲い掛かってきた時、最後まで必死に戦ってくれたモンモンシューへのお礼だった。

「本当に助けてくれたのは、モンモンシューだったね。ありがとう」

 優しくジュジュに抱きかかえられたモンモンシューは、謙遜しているのか、すでに忘れたことなのか、抱きしめられて首を傾げていた。

 問題を抱えたジュジュにはまだ助けが必要なことくらい、モンモンシューもわかっている。

 何とかしてやりたいと「クー、クー」と心配そうに鳴いていた。

 ジュジュはモンモンシューを解き放ち、そして着替えを始めた。

 着替えている間、頭の中でとりとめもなく思いがぐるぐるする。

 カルマンの一件が落ち着かないまま、突然屋敷に戻ってきたリーフとの対面。

 バルジにもまだここに居たいかと問いかけられ、すぐに答えられなかった自分。

 そして小さくなったモンモンシューや抜け出してきた城のこと。

 これらを考えながら頭からすっぽりとドレスを被り、再び顔が覗いた時は溜息が漏れていた。