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静けさの中でコンコンコンと小さく響く音にジュジュは、ビクッと体が反応した。
すぐにそのノックに応えられず、身だけは起こしながら暫くベッドの中で固まっていた。
モンモンシューは疲れていたために、それくらいの音では起きるのが億劫なのか、そのまま寝続けていた。
ジュジュが何も答えないでいると、もう一度ノックの音がして、今度は遠慮がちに小さい声が篭って聞こえてきた。
「ジュジュ、もう寝ちゃった?」
その声の質から、すぐにカルマンだと判別できた。
ジュジュはベッドから起き上がり、閂(かんぬき)を外し、ドアを少しだけそっと開けて顔を覗かせた。
すでに服は脱ぎ、寝巻き用に持ってきたすっぽりと頭からかぶるだけの簡素な白い布を纏ってるだけなので、躊躇いがちに様子を伺う。
ドアの開いた隙間から見えるジュジュの姿にカルマンも一応ジュジュの恥じらいを察したが、それでも物怖じせず、カルマンらしくいたずらっ子のように、にやっと笑って、悪びれる態度なく振舞った。
「もう寝てた?」
「ううん、まだ寝る前だった。一体どうしたの?」
「あのさ、これをジュジュに渡したくて」
カルマンは小さなガラスの花瓶をドアの隙間から差し出した。
そこには一輪の赤いバラが差し込まれていた。
突然目に飛び込んできた赤色にジュジュは圧倒される。
それほどまでにそのバラの赤さは艶やかだった。
「あ、ありがとう」
差し出されたからには、それを手にするが、突然の贈り物に戸惑いながらも、そのバラは美しいと素直に思った。
そしてまろやかな芳香も微かに匂ってくる。
「みんなには内緒で渡したかったから、こんな時間にごめん。それじゃもう遅いから、また朝にね」
カルマンは用が済むと、潔くさっさと去っていった。
ジュジュはドアから顔を出し、廊下を歩いていくカルマンの後姿を確認して、そして静かにドアを閉めた。
静けさの中でコンコンコンと小さく響く音にジュジュは、ビクッと体が反応した。
すぐにそのノックに応えられず、身だけは起こしながら暫くベッドの中で固まっていた。
モンモンシューは疲れていたために、それくらいの音では起きるのが億劫なのか、そのまま寝続けていた。
ジュジュが何も答えないでいると、もう一度ノックの音がして、今度は遠慮がちに小さい声が篭って聞こえてきた。
「ジュジュ、もう寝ちゃった?」
その声の質から、すぐにカルマンだと判別できた。
ジュジュはベッドから起き上がり、閂(かんぬき)を外し、ドアを少しだけそっと開けて顔を覗かせた。
すでに服は脱ぎ、寝巻き用に持ってきたすっぽりと頭からかぶるだけの簡素な白い布を纏ってるだけなので、躊躇いがちに様子を伺う。
ドアの開いた隙間から見えるジュジュの姿にカルマンも一応ジュジュの恥じらいを察したが、それでも物怖じせず、カルマンらしくいたずらっ子のように、にやっと笑って、悪びれる態度なく振舞った。
「もう寝てた?」
「ううん、まだ寝る前だった。一体どうしたの?」
「あのさ、これをジュジュに渡したくて」
カルマンは小さなガラスの花瓶をドアの隙間から差し出した。
そこには一輪の赤いバラが差し込まれていた。
突然目に飛び込んできた赤色にジュジュは圧倒される。
それほどまでにそのバラの赤さは艶やかだった。
「あ、ありがとう」
差し出されたからには、それを手にするが、突然の贈り物に戸惑いながらも、そのバラは美しいと素直に思った。
そしてまろやかな芳香も微かに匂ってくる。
「みんなには内緒で渡したかったから、こんな時間にごめん。それじゃもう遅いから、また朝にね」
カルマンは用が済むと、潔くさっさと去っていった。
ジュジュはドアから顔を出し、廊下を歩いていくカルマンの後姿を確認して、そして静かにドアを閉めた。



