それは秘密!王女の婿探しは陰謀の果てに?

「一体、カルマンは何をしようとするつもりだ? あいつまさか、無理やり……」

 ムッカの言葉で、マスカートははっとした。

「カルマンはどこか危なっかしいから、その可能性を考えられるのが私は恐ろしいよ。なんとしてでもジュジュをカルマンから守らないと」

「だったら俺達のどっちかに惚れて貰うしかないじゃないか」

「それもなぁ、なんでこんな話になってしまったのか。ムッカはまじで首突っ込むつもりか?」

「でもさ、ジュジュに嫌われることだけは避けたいとは思う。もしものためにも」

「それもそうだな。とにかく、リーフが帰ってくるのを待つしかないな。リーフがどう判断するかだ」

「俺、複雑だな。ジュジュにはここに居て欲しいけど、カルマンの変な言いがかりで、ここに居ちゃいけないとも思う。俺、訳わかんないぜ」

「とにかく、今日はもう寝ることだ。ここで話し合っていてもなんの解決もならない」

 二人は自分の部屋へと向かった。

 男達がそれぞれの自分の部屋に入れば、屋敷は夜の闇に閉じ込められるように静かになった。

 ジュジュもまたベッドに潜り、色んな思いを巡らせながら休んでいる。

 枕元ではすでに寝入ってしまったモンモンシューが丸くなって寝息を立てていた。

 その小さくなった姿は、申し訳ないと思いながらも、とてもかわいらしいものだった。

 もし大きいままであったなら、この屋敷に一緒に居られなかっただけに、モンモンシューが側に居てくれるのは心強いものがあった。

 複雑な心境とこの先どうなるのかを考えると、ジュジュは心細くなり溜息を吐いてしまう。

 しかし、そんな弱気になっても仕方がないと気持ちを奮い起こした。

「とにかく、寝なくっちゃ」

 太陽が昇ればまた何かアイデアが浮かぶかもしれない。

 きっとなんとかなる。

 そんな思いを抱いて、ベッドの隣の台の上に置いてあったランプの灯を消そうとした時、突然ドアをノックする音が聞こえた。