おはようございます、佐藤先生。

「知里、ちょっと」





夕方、お母さんに呼ばれた。





この夕飯前という時間帯にお母さんに呼ばれたという事は…



嫌な予感しかない。





「なに」



いやいや顔をだす。




「ちょっと牛乳買ってきて」

「だと思った」





家を出た瞬間、嫌なものを見た。




「私、大貴くんの家行くの初めてっ!」

「だって初めて呼んだもん」






佐藤先生と誰かが楽しそうに話してた。





そしてそのまま、






チュッ





玄関先で二人はキスした。





バカな私でもわかる。






彼女さんを家に連れ込む佐藤先生なんて見たくなかった。






そのとき、バチッと佐藤先生と目が合ってしまった。





「あっ…」




私は慌てて走った。





近くのスーパーへ駆け込んだときには涙が目からこぼれていた。





ごめんなさい、先生。





私、先生のこと本気みたいです…