―――――正直驚いた。 愛知から戻る新幹線の中。 海星からの着信がはいった。 時刻は午後7時を過ぎている。 文化祭の初日は終わっただろうな。 席をたって新幹線の繋ぎ目のところに来て携帯を耳に当てる。 『俺さ、美初に告ったよ。』 海星が美初に気があるのはなんとなくわかっていた。 でもまさか、今だなんて……。