✱ 「ママー!この紙なにー?」 小さな手で、少し皺が入った小さな紙を握りしめて見せてきた。 小走りでこちらへ走ってくる姿も可愛い。 「んー?かみー?」 「うんっ!これ!!はいっどーぞ!!」 私が広げた手のひらに、紙がのる。 あっ...これ────。 懐かしい。 昔、唯くんが付箋に書いてくれたメッセージ。 「あれ?この紙どうしたの?」 「なんかねあったのーーー」 「あらーっ。よく見つけたね〜」 「ねーママーー。 それなんて書いてあるのーー?」