遡ること約1年、高校の入学式にて。
「おはよーございまーす」
受験に合格して無事入学した生徒が次々と門の中へ入っていく。
私もそのうちの一人だった。
そのときの健磨はまだ目立たなくて、存在すら気づかなかった。
自由時間、友達がまだできなくて一人でいたときに初めて健磨に話しかけられた。
「あのー…」
第一印象は 生命力がない。だった。
「なに?」
「あの、名札、間違えてますよ。」
「へ?」
や、やってしまった…!
中学の名札を持ってきてしまった!!
「入学説明会のとき、先生が名札は当日配るからいらないって言ってたでしょ?
だから今は取っといたらどうかな。」
「あ、ありがとう」
「どーいたしまして。」
ふふっと笑う健磨に惹かれた。
「おはよーございまーす」
受験に合格して無事入学した生徒が次々と門の中へ入っていく。
私もそのうちの一人だった。
そのときの健磨はまだ目立たなくて、存在すら気づかなかった。
自由時間、友達がまだできなくて一人でいたときに初めて健磨に話しかけられた。
「あのー…」
第一印象は 生命力がない。だった。
「なに?」
「あの、名札、間違えてますよ。」
「へ?」
や、やってしまった…!
中学の名札を持ってきてしまった!!
「入学説明会のとき、先生が名札は当日配るからいらないって言ってたでしょ?
だから今は取っといたらどうかな。」
「あ、ありがとう」
「どーいたしまして。」
ふふっと笑う健磨に惹かれた。