闇喰いに魔法のキス




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《レイside》



「…ん……」



太陽の光を感じて、目を開ける。



「…っ…」



頭が、ぐらぐらする。



…二日酔いか…?


それにしては額が痛む。



……。



って、俺はどうやって酒場に戻ってきたんだっけ?


ここは俺の部屋…?



眉間にシワを寄せて、昨日の記憶をたどっていく。


と、その時

とん、と手に柔らかい感触がした。



「…?

………!!!!!!!!」



見ると、そこにはすやすやと眠るルミナの姿



え…


え、え、えっ、えーーーっ?!!



な、なぜルミナ?!



その時、昨日の記憶が全て蘇る。



っ………!!



俺、酒くそ弱いんだ。


そして…

飲んでも記憶がなくならないタイプだ。



やべぇ……っ!!


俺、昨日ルミナに、心の声全部ぶちまけて…



あー、昨日の俺を始末したい。

闇魔法で速攻消してやりたい。



「……んぅ……」



「!」



その時、小さな声が聞こえた。


ぱっ、とルミナを見ると

ルミナは身じろぎをして、ゆっくり目を開ける。


ぱち、と視線が重なった瞬間

ルミナが目を見開いた。


数秒見つめ合い

そして、俺は口を開いた。



「…おはよ、ルミナ。俺を殴っていいよ。

いっその事、俺をこの世から消して。」



「え…?」



俺は、この時決めた。

それは、絶対の掟。



“お酒、ダメ、絶対”



おまけ*完