なんでも夜






『ならば、私が星を見せてやる…いつか
必ず…私の力を受け継ぐ者が…
お前がくれた対価を持って…』



その一瞬、葵は私の方を向いた気がしたのは
気のせいだろうか…
何かを伝えようとしていたのは…


ねぇ葵…貴方は私に何をしてほしいの?
どうして、夢に出てくるの?
教えてよ…葵…私は貴方の何?






「ーーっーっー紫苑!」


「巴…私…」



起きあがろうとしても鉛のように重い身体を
動かすことができなかった。
息も苦しく、身体が熱い…



「こいつが葵恩の孫なのかい?」


「あぁ…呪いを受けてしまったようでな
見てくれないか」



そこにいたのは知らない女…
いや、人間ではない…妖なのか?
それにしては美しい緑色の髪をしている…



「こいつはシイカ…呪いには詳しい」


「シイカ…」


「勝手に紹介するんじゃないよ
私はまだ認めたつもりはないからね」



何の話をしているのかは私にはわからない
でも、この人は悪い妖ではないと
私の中で感じている。