なんでも夜





「このままだと美咲さん達に迷惑をかける
その前にどこかに身を隠さないと…」



大丈夫…野宿ならなれてるし…
心配なんてされるわけないんだから…



「…よかろう」



巴が出て行った後
私は教室に戻り、荷物をまとめた
美咲さんには連絡を入れ、少量の荷物を持ち
家を出た。



「紫苑」


「巴?」


「あの神社なら並の妖は入れまい」



そう言って、私を背中に乗せてくれた巴は
迷うことなくいつも朝、お参りに行っている
神社に連れて行ってくれた。


そこについただけでも体力が削られる…
乗せてもらっていただけなのに…
だんだん身体から力が抜けていく…



「少し、待っていろ」



そう言って巴の温もりがなくなっていくのに
私は少しだけ不安を感じていた。
また1人になるのを…恐れているなんて…
馬鹿馬鹿しいにもほどがある…