なんでも夜





「紫苑さぁん」


「今行きます」



私は荷物を持ち、居間に向かった
そこにはちゃんとした朝御飯が
並んでおり、堂島夫妻は優しい笑みを向け
私に手巻きをしてくれた…



「いただきます」


「ちゃんと食べて頑張ってね」


「はい(ニコ」



私は食器を流し台に置いてから荷物を持ち
学校に向かった。
その前にといつもの日課である神社により、
お参りをしてから学校に向かう。



お参りと言っても大したことではない
『今日も1日普通であるように』と願うだけ


まぁそれからしても他の人とはある意味
違う願い事なんだろうけど、
誰も聞いてはいないのだから…


神社を後にすると、犬に吠えられ
怖がっている猫が一匹いた。
黒い猫…ここら辺でみたのは初めてだ…



「ほら、おいで」



猫に手を差し伸べると案外人懐っこいのか
すぐに肩に上ってきた。
私はそのまま肩に乗せ、犬から離れたところに
猫をおいた。