なんでも夜






「巴は…祖父を知ってるの?」


「あぁ願いを叶えて貰ってからも世話になった」



「祖父は…妖を見ていても何も言われなかったの?」


「…あいつはいつも、1人だったからな」



祖父はいつも1人だった…
それは妖が見えていたから?
それとも人と関わりたくなかったから?
あなたは…どっちなんですか…



「葵恩はいつも、笑っていた」


「笑っていた…か…」



きっと強かったんだろう
誰も傍にいなくても、1人でいても…
私にはそんなの無理だよ…
怖くて…仕方ないんだからさ…



「祖父が羨ましい…」


「ならば、お前も妖側にくるか?」


「…やめとく…言ったでしょ…
私にはやらないといけないことがあるの」



それをなすまでは絶対に逃げないと誓った
だから、大丈夫だよ…
例え、1人になったとしても私だって強く生きてやる…