「俺はこれでいいかな〜」 あたしの横で隼斗が呟いた。 手に持ってるのを見てみる。 「執事?」 「あんま目立つの好きじゃないから。みんなのもっと派手でしょ?これなら目立たない」 絶対もったいないと思うな。 派手な顔つきではないけど、整ってて絶対衣装映えするのに。 「あ!そうだ!隼斗くんと冬馬は衣装決まってるから」 実行委員の声が聞こえた。 「え……」 あら、明らか嫌そうな顔。 こっち来て、と連れてかれた2人。 「決まってるってなんだろうね」