やっぱり美月は手先が器用で、キレイにリボンで縛っていく。 「この時間って1番楽しいよね」 ポツリと美月が言った。 「渡す時、どんな顔するかなーとか。 ちゃんと受け取ってくれるかなーとか。そういうの考えるだけでドキドキするし、『あぁ自分恋してんだな』って思うよね」 そのあと、なに語ってんだあたし。と照れたように美月が言った。 健吾のこと、思い浮かべてるのかな? すごいいい顔してる。 「美月ってさ、今までに本命渡したことあるの?」 美月のリボンを結ぶ手が一瞬止まって、優しく微笑んだ。