みんなでバクバク食べている中舜の箸が止まる。
「ん?どしたの?」
「今日きた女の子、他の奴らに目えつけられないかなって思って」
その言葉を聞いた由紀は呆れた顔になるし來瑳はハッとした顔、秋と朔は真顔になる。
私も由紀と同じく今更かよ、という呆れた顔をしているんだとおもう。
前からふぅ、とため息を吐く音か聞こえみんなの視線がそっちに向く。
「...大丈夫だ」
そう呟くのは私たちのトップである秋。
でも!と食いつく舜に秋はそっと呟く。
「亞李がなんとかしてくれるだろ...」
その言葉を聞いた舜と來瑳はあ、そっか!なら大丈夫だみたいな安心した顔になりまた箸を進める。
「人任せかーい!!!」
思わず突っ込んでしまったのは仕方ないと思うんだ、うん。

