アイして。




そんな私に秋は、



「...來瑳が」


とだけ言葉をこぼした。




「らーいーきー?
元をただせばあんたが悪いんじゃんか!」


「いてっ、イテテテテテッ、ちょ、ギブギブ!!いてーって!
あっ、...いいかも」



首固めてそう言うと最初は私の手をパンパンしながら痛いと喚いてたのに途中で気持ちよさそうな顔をしてうっとりしている。


コイツまじでドMになったのかと思ったけど、その真意に気づいてげんこつを一つ落として落いた。


本当変態なんだから。




「なあー、じゃあ麗花はもうここに来たらダメってこと?」



ふう、とため息を吐いていると舜から声がかかる。


その顔を見ると少し悲しそうな顔をしている。

元がかわいい系の顔だからかなんなのか、余計に可愛く、子犬に見える。