私と朔は1年生の下駄箱へ、その他は2年生の下駄箱へ向かいそのまま朝は別れた。



私が靴を履き替えている間に朔はスタスタとひとりで行こうとする。



「あ、朔ちょっと待ってよ!
クラスとなりなんだから一緒に行こうよー」


「うるせえ、お前となんか歩きたくねえんだよ」



私の呼び止める声に足を止めたと思うと冷たくそう言い放つ。



「もーう、またまたあ!
さっくんは照れ屋なんだから!!」



だが私は気にしない。

なぜなら冷たいのは朔の普通なのだ。