面倒だったがサッカー部の練習を見に行く。

「おーい、高宮ー!」

名前を呼ばれて反応する背の高い男子、あれが高宮か。高宮は少し話した後、練習に戻ろうとする。

「高宮君、ちょっと休憩しようよ。無理はダメだよ」

ふわふわした薄い茶色の髪で背の低い女子、あれが泉か……

「そうだな。ありがとう」

二人とも笑顔でどこかに行く。

「大体分かった」

泉……なるほど、あいつならやりかねない。高宮は……気付いていないな。