初めての登校は、なぜかお隣さんと二人。
すれ違う女の人はお隣さんを見つめている。
そして隣を歩く私を見てなぜ!?と言わんばかりの表情。
それがなんとも言えないくらい切なくなる…
「ここは夜遅くなっても人通りは多いから安心だよ。」
「あ、そうなんですね!!」
「女子高生で一人暮らしは危ないしね、
なんか緊張してる?」
長身なお隣さんはかがんでわたしの顔を覗く。
急に顔が近くなりまたもドキドキしてしまう。
「全然っ!全然してませんよ!!」
お隣さんは笑って面白いな〜と呟いた。
「こないだはゴメンね。」
「え?」
「あの、挨拶来てくれた時…」
「あぁ!むしろお邪魔してしまってすみません!!」
「ちゃんと挨拶してなかったから、俺。
白川隼(しゅん)です。よろしく。」
「白川さん、、よろしくお願いします!!」
白川さんはニコッと笑った。
「隣同士住んでるのは二人だけの秘密な。
後、この間のことも。」
わたしの頭はハテナでいっぱいになる。
秘密?
2人だけ?
他に誰か知る人がいるとか?
「秘密って「先生ー!おはよーー!!」
言葉を遮られるように私と同じ制服を着た女子高生がが白川さんの腕にしがみついた。
「おはよ。腕痛いんだけど。」
!?!?!?
先生!?
白川さんが!?
お隣さんがわたしの通う学校の先生!?
「先生ーー!今日もかっこいい!」
「朝から先生に会えるとか幸せーー!」
するとたくさんの女子生徒に囲まれて、わたしは弾き飛ばされてしまった。
白川さんは振り返り、人差し指を口に当てて
ひ・み・つ
と言った。
ええーーーーー!!!!!
まさか先生なんて、、、
あまりの衝撃に立ち止まってしまう。
ただのお隣さんだと思ってたのに、
まさか学校の先生だとは。。
呆然と遠くなっていく白川さんと背中を見つめる。
