『ギャハハハハハハハ』

下品な声を出して笑う男。

僕は、そんな男を見下ろしていた。

これが、今の僕が嫌っている男。

今の僕の家にいるということは、この男と今の僕はなんらかの繋がりがあるに違いない。

この男と知り合いか、血縁関係にあるか。

友人………ということはなさそうだ。


僕は、男に気付かれぬようにゆっくりと近づき、そしてハンマーを振り下ろした。


(なっ……!?)


男は、悲鳴を上げる隙もなく、あっけなくその場に倒れこんだ。
男の頭からは、ドクドクと血が流れていく。



(死……んだ………?)