人魚姫の願い

救世主

体育祭終了後、美凪のいるクラス全員が集まった。

集まり‥それぞれの怒りが爆発した。主に男子の私への怒りが。

「お前なんで転ぶんだよ!!お前のせいで5位になるし、総合で2位て他のクラスに抜かされるしで踏んだり蹴ったりだよ!!」

「俺達がせっかく、1位でつないできたのにお前がこけたせいで全部台無しだよ!」

ここで美凪にバトンパスをし男子水泳部の種村大智(たねむら だいち)が口を開いた。

「綾瀬、俺らの立場分かってるのか?俺らのいるスポーツコースはスポーツできて当たり前なんだよ!他のクラスなんかに負けちゃいけないんだよ!!」

パチパチパチ!!!

するとどこからか拍手が聞こえてきた。

それは2年生のスポーツクラスの先輩だった。先頭にいた男子生徒が話しかけてきた。

「よくスポーツクラスの掟がわかってるね!えらいえらい!君の名前は?」

「た‥種村‥です。」

「そっかー。種村て言うんだ。じゃあ‥。」

すると2年の先輩が大智の胸ぐらをつかみあげた。

「ぐっ‥!!」

大智が苦しそうに顔を歪ませた。

「なんで、それを教えなかったの?種村わかってたんだろう?自分さえ知ってればいいとか思ってたのか?困ったやつだね。自分が知ってても意味がないんだよ。だから、こういうことが起こった。君のクラスにはスポーツクラスの恥じさらしがいる。まぁ、今後こういうことがないようにしてくれよ。」

そう言うと先輩は大智の胸ぐらから手を離した。

「ゲホッ、ゲホッ!!」

大智が激しくむせた。

男子達が大智にかけよった。