人魚姫の願い

午前の部が終わり、午後の部に突入した。

体育祭も大詰めとなり最後の全員リレーを残すのみとなった。

美凪のクラスの順位は3学年24クラスのうち17位だった。1年生の中だけなら1位だ。
でも、1年生の1位と2位はほとんど僅差だった。下手したら抜かされる状況でもあった。

そして、最後のレースが始まった。まずは1年生からのレース。レースは1学年ごとに走ることになっていた。美凪は走るのが速いていうわけでもないので18番目となった。

いよいよ美凪の番が来た。みんなのおかげもあって美凪のクラスは1番で走っていた。

そして美凪はバトンを受け取り走り出した。

‥が10メートル進んだところで美凪は足がもつれ転んでしまった。

「あぁ!!」

周りからどよめきが起こった。

そのすきに後についていたクラスが追い抜いていった。

美凪もすぐに立ち上がって走り出したがどんどん抜かされていった。結局、美凪は8クラス中6位で次の人に渡した。

走り終えてからのクラスのみんなの視線が痛かった。それだけじゃない。転んだ膝からは血がでて痛みもあった。

結果、美凪のクラスは8クラス中一つ順位をあげて5位で終わった。総合は1つ順位を落としての2位となった。

こうして美凪にとって初めての高校の体育祭はつらいものとして終わった。