人魚姫の願い

どこにそんな力が残っていたんだて思うくらい、すごく力強かった。
14周目になる頃には、いつの間にか先頭の10メートルぐらいまで縮まっていた。

ラスト1周。

「須崎先輩、頑張れ!!」

美凪は必死になって応援した。すると、また先頭との距離が縮まりあと少しとなった。

そして先頭の一人を抜き、さらには二人目も抜いた。そのまま最後の一人も抜こうとし、並んだ。そしてほぼ同着でゴールをした。

ゴールした付近では先生達が集まって話をしていた。結果待ちだ。そして、場内アナウンスが入った。

「ただ今の3000メートル走、同着で入ったため審議した結果、1位、2年 須崎望さん。2位‥。」

グラウンドには歓声が上がった。美凪も智未と一緒に手を取り合って喜んだ。誰も予想していなかった展開になったからだ。

「引き続き、お知らせします。召集の案内です。呼ばれた方はすぐに召集場所に行ってください。100メートル走に出場する1年の綾瀬美凪さん。」

「あぁ!!忘れてた!行ってきます!!」

そういうと美凪は飛び出して、召集場所に向かった。