数分すると、いつも見ている景色から、見慣れない景色へと変わる。 そして、アパートの前で車は停まった。 「今連絡いれるから、もう少し待っててな。」 かずさんはそう言うと、 運転席の扉の、少しくぼんだ所に入れていたスマホを取り出し、 私に紹介したい人・・・に電話をかけた。 「おー、今着いたぞ。 下に停めてるから。 陽菜待たせてるから、10秒で降りてこい。」 それだけ言うと、電話を切ったかずさん。 ずいぶん一方的な連絡だなぁ…。