「……っ…。」 なんで…なんでこんなことになっちゃったのかな。 優くんと一緒に今も帰っているのに、どうしてこんなに悲しい時間が流れているのだろう。 勝手に涙があふれだしてくる。 泣いていることがバレないように、私は、声を押し殺して泣いた。 優くんのハンカチを使うと、優くんのにおいがして、すぐ近くに優くんを感じ、胸がときめく。 だけどそれ故に、私の少し前を歩いている優くんとの間に感じた見えない壁に 胸が痛み とても苦しかった。