「恋人になろう。って言われた。」
ごっこだけど。そういうことだよね?
私の言葉を聞きルイは一瞬目を見開き、優しく微笑んだ。
「よかったじゃん。
ちゃんと好きでいてくれる人はいるんだよ」
そういい優しく私の頭を撫でる。
違う…違うの…私が聞きたかったのはそんな言葉じゃないの。
止めて欲しかった。
"恋人になっちゃ嫌だ"って止めて欲しかったの。
なのに、なんでそんなにルイは嬉しそうに微笑むの?
私のこと、好きじゃないってこと?
恋愛対象じゃないのね…。
「そう…だね。」
そう呟き私は覚悟を決めた。
コウちゃんと恋人ごっこをする。
過去にコウちゃんを傷つけた。
だから、それを償うの。
「じゃあ、もう俺のところに来れないね。
幸せにね。美奈…」
少し悲しそうな顔をしたのを私は見逃さなかった。
最後のお別れみたいな言い方やめてよ。
「ルイ…のおかげたがら…。
だから、まだ…一緒に過ごしたい…」
空が綺麗とか、少し寒いとか。
ちょっとしたことでも一緒に感じたい。


