最後の100日~君に幸あれ~


「恋人になろう。って言われた。」

ごっこだけど。そういうことだよね?

私の言葉を聞きルイは一瞬目を見開き、優しく微笑んだ。

「よかったじゃん。
ちゃんと好きでいてくれる人はいるんだよ」

そういい優しく私の頭を撫でる。

違う…違うの…私が聞きたかったのはそんな言葉じゃないの。
止めて欲しかった。

"恋人になっちゃ嫌だ"って止めて欲しかったの。

なのに、なんでそんなにルイは嬉しそうに微笑むの?

私のこと、好きじゃないってこと?
恋愛対象じゃないのね…。

「そう…だね。」

そう呟き私は覚悟を決めた。
コウちゃんと恋人ごっこをする。
過去にコウちゃんを傷つけた。
だから、それを償うの。

「じゃあ、もう俺のところに来れないね。
幸せにね。美奈…」

少し悲しそうな顔をしたのを私は見逃さなかった。
最後のお別れみたいな言い方やめてよ。

「ルイ…のおかげたがら…。
だから、まだ…一緒に過ごしたい…」

空が綺麗とか、少し寒いとか。
ちょっとしたことでも一緒に感じたい。