ルイの言葉を不思議に思いながら私は授業を受け、お昼の時間になった。
「美奈ちゃんどこで食べる?」
「え、クラスは嫌だから屋上とかどうかな?」
クラスでは少し騒がしいからいつもの屋上を選んだ。
今日は葵ちゃんも居るし沢田君たちが来ても追い返そう。
屋上のドアから外へ出ると冷たい風が少し頬を掠った。
「少し寒いね。」
「そうだね。」
私達は屋上のコンクールの上に座りお昼を食べ始めた。
「高校2年になって、美奈ちゃんに話しかけようとしたんだよね。
でも、他の子達に止められたんだ。」
「そうだったんだ。
でも何で声をかけてくれたの?」
「私、前から人と話を合わせるのが正解だと思ってた。
けど、人を悪く言うとか心の中では嫌だって思ってたの。
美奈ちゃんは変わろうとして自分を変えた。
それに勇気もらったんだ。
私も変わろうって」
私に勇気をもらった?
そうだったんだ。
「それに、私好きな人ができて、このままじゃダメだなぁって思って。
美奈ちゃんとは仲良くしたいって思ったし」
ニコニコ話す葵ちゃんをとても可愛いと思った。
こんなにも可愛いし、素直な子の好きな人って誰なんだろう。


