最後の100日~君に幸あれ~


「僕は数年前に死んだ。
それしか教えられないんだ。」

「そう…なんだ…。」

"死んだ"その言葉が私の胸をひどく突き刺した。
ルイと話せるのに、触れられるのにルイはこの世には存在しないものなんだ。

「美奈の事なら沢山知ってる。」

ルイは私のことをよく知っているという。
私は首を傾げルイの言葉を待った。

「小さい頃は男の子と遊び、よくケガをしてお母さんに怒られてた。
男の子の遊びの方が楽しいって言ってたんだって。
小学校高学年になると女の子とよく遊ぶようになった。
中学生で自分の顔を嫌いになって一人で泣いていた。
中学三年生の頃から離婚の話が出ていて、高校一年生になって離婚した。

それから美奈は人と関わる事を避けてたんだよね。」

全部当たっている。
ルイはなんでそこまで知っているんだろう。

「美奈の事をずっと大切だと思ってた。」

「え…?」

ルイの言葉に耳を疑った。
私を大切だと思ってた…?