「なんでって顔してるね。 なんでかはまだ秘密だよ。 俺の名前はルイ。君と同じ16歳だよ」 そういい、微笑みながらルイさんは私は手を差し出した。 その手を掴みルイさんの顔を見た。 鼻筋が通っていて、切れ長の目、瞳の色がブルー。 とても顔が整っている…。 「相変わらず抜けてるよね。 復讐するって言った相手と握手までして…」 「あ、えっと…」 私は素早く手を引っ込めた。 ルイさんの相変わらずという言葉を私は気にしなかった。