最後の100日~君に幸あれ~


「あ、ちゃんと来てくれてる。
...って奥村さんは?」

屋上のドアが開き、沢田君?が近くまで来た。

「言われた通り引き止めておいたから、そんじゃ、邪魔者は消えますよ」

そういい早足で二階堂君は校内へ入っていってしまった。

「え…っと。
沢田君…?」

「え!?奥村さん!?
朝すれ違ったの奥村さんだったの!?
え!?気づかなかったんだけど!」

目の前には黒髪で、耳のピアスはすべて外されている沢田君の姿があった。

「う、うん…。
沢田君髪どうしたの?」

「奥村さんが、チャラチャラしたやつと一緒に居たくないって言ってたって、さっき拓磨から聞いてさ。
急いで黒染め買って来て染め直した。」

頬をポリポリと掻きながら沢田君は照れくさそうに私を見た。
私のため…って思ってもいいのかな?

「えっと…私の為って思ってもいいのかな…?」

「うん。
それより、奥村さん来てくれないかと思ってた。」

「からかわれてると思ってたんだけど、一応お昼一緒にできませんって、断りを入れようとしたら二階堂君に引き止められたの。」

ルイに会いに来たのもあるんだけどね。